【役作り3種の神器】役作りでは、感情とキャラクターと自分の楽器磨きをバラバラに行う

【役作り3種の神器】役作りでは、感情とキャラクターと自分の楽器磨きをバラバラに行う

この記事は、

・役作りではなにをすればいいの?

・いい演技をするために鍛えるポイントは?

こんな疑問をお持ちの方に向けて書いていきます。

この記事を読むとこんなことがわかります。

芝居本番に向けてどのように役作りをするべきか

どうも俳優と演技講師をやっていますヒロユキです。

今年で俳優歴15年目。事務所に所属していないこともあり大きい作品には出ていませんが、それでもTVドラマ、映画、舞台、ラジオドラマ(製作、脚本、主演)など色々な媒体に出演してきました。

また、この15年間「演技とは」ということを考え続けてきました。その間にスタニスラフスキーシステム、リーストラスバーグメソッド、マイケルチェーホフテクニークなど様々な海外の演技論も学び身体に落としてきました。

僕が今まで書いてきた記事の中で、役作りには内的役作り(感情)外的役作り(話し方、動き方、クセ)の両方が必要であると伝えてきました。また、この二つは同時に作り上げることはできず、それぞれ別々に作っていく必要があるとも。

上記の考えは基本的には変わってはいないのですが、最近、より良い演技をするためにはさらにもう一つ付け加えるべきだなと感じるようになりました。

それは、役の想いをムリヤリ押し出すことなくあふれ出るようにする俳優自身の身体(楽器)磨きです。

今までのように役の想いをひたすら作り上げることであふれ出る感情を持つことは可能ですが、途方もない努力と忍耐が必要でした。

また芝居本番で感情が湧き上がってくるかどうかも不確かで、練習のときは心が震えたのに、肝心の本番では全く心が動かないこともありました。そのため「俺、本番でちゃんと感じることができるかな?」という不安が常にありました。

その不安を少しでもとるために、以前このような記事を書きました。

上の記事のように対応策はあるにはあるものの、やっぱり不安は残ります。

しかし俳優自身の楽器が磨かれていると、その作り上げた役の想いが身体に自然と共鳴して無理強いすることなく勝手にあふれ出てきます。

つまり一生懸命作り上げてきた役の『感情の発射台』ができるわけです。

これで本番に感情が湧き上がってこないかもしれないという恐怖から(ちょっとは)逃れられる!

この記事では、役作りのまとめとなるように、内的役作り(感情)・外的役作り(話し方、動き方、クセ)・自身の楽器の磨き方の3つをまとめて解説していきます。

それでは、スタート!

内的役作り(感情)

まず内的役作り、つまり役の感情や気持ちや思考などを作っていくことについて話していきます。

一般的に役作りと言えば、これを指すと思います。

あなたに与えられた役の人物は、最初あなたとは全く異なります。

・性格

・仕事

・人間関係

・金銭感覚

・好きなもの、嫌いなもの

・生きる目的

・思考のクセ

・こだわり

・感性

・過去

など

これらは表情やしゃべり方と違い、視聴者や観客から直接見えるものではありません。

しかし、これらのあなたとは異なる要素を「知って、理解して、共感する」ことで役の想いをもって演じることができます。

このブログでは再三言っていますが、大切なのは役に「共感する」まで役を深めることです。

台本を読んで「役はこういう性格なのか・この人のことは好きで、この人のことは苦手なのか」と知るレベルじゃ浅い。

役作りを進めて「役の本当の気持ちはこれだったんだ!」と理解するレベルじゃ足りない。

理解したあとに「俺とこの役一緒じゃん」と共感することで、ようやく役の想いを代弁することができます。

共感する前まではどんなに深く理解しても、あくまで他人ごと。

共感して初めて、自分ごととしてセリフを話せます。

「あ、この役俺じゃん」レベルまで共感できれば、次のセリフはなんだったっけとか、このとき手はどこに置いておいた方が良いかなみたいな考えは無くなります。

なぜなら深く共感している状態では、あなたの衝動通りに言葉を発せれば、それがセリフと重なるからです。

深く共感している段階までくると、「この役の気持ちを吐き出させる媒介者として俺はいるんだ」という気持ちになります。

逆に役作りの初期~中期くらいの段階では、「こんな理解も共感もしてくれない俺なんかに演じてほしくないだろうな」と思い、頑張らなきゃと覚悟を決めます。

実際は「俺に彼の想いをすくい取ってあげることができるのか・・・」と結構気が重くなります。

内的役作りは作らなければいけない要素が非常に多く、また「知る、理解する、共感する」という3段階のステップを越えなければならず非常に時間がかかります。

役作りのうち、全体の8割ぐらいは内的役作りに費やすはずです。

それに一つ一つに自分の心をフルに使うので、かなり疲れます。基本的にしんどい。しんどくて普通。

こんな辛い思いまでして、舞台だったらチケットノルマがあって、映像でも無給・薄給で、生活費も削られるし一体なにやってんだって思うこと間違いなし。

さらに最悪なことに、この辛さは演技仲間以外誰も理解してくれません。

はたから見たら、一人で苦しんで「俺…役者なんだ」って言っているただの嫌な奴です。

でも大抵、辛さもピークに近づいてくると「なんとか役の想いを吐き出させてあげたい」と、役のために最後までやりきらなきゃという使命感が生まれてきていて、その想いでどーにかこーにか乗り越えることが僕は多いです。

このように、ひたすら大変なのがこの内的役作りなのですが、役者以外の人には絶対に到達できない領域ではあります(ここまで追い込む意味がないから)。

そのため、役と深く繋がれるまですべてを捧げて取り組めるのは、役者という職業を選んだ人にだけ許された演技の魅力の一つでもあるかもしれません。

内的役作りの具体的なやり方を知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。(別タブで開きます)

外的役作り(話し方、動き方、クセ)

次は外的役作りです。外的役作りは、表情、話し方、歩き方、しぐさなど目に見えてわかる部分を指します。

特徴的なキャラクターを演じる時には、特に念入りに作っていくことになります。

アニメなんかがわかりやすいかもしれません。

たとえば、ちびまる子ちゃんに登場するキャラクターは、みんな特徴をデフォルメされて描かれていますよね。

花輪君、丸尾君、山田、はまじ、ブー太郎、みぎわさん、長澤君、藤木君、野口さん

もしあなたが彼らのうちのどれかの役を演じることになった場合、感情をどんなに掘り下げて共感に至ったとしても、それだけでは「上手く演じれた!」とは感じにくいのではないかと思います。

なぜなら、彼らの話し方や動きが特徴的で変わっているため、内面をどれだけ深掘っても自然と出てくるものではないからです。

こういう場合は内的役作りに加えて、外的役作りをする必要があります。

アニメだけでなく、TVドラマ「相棒」の杉下右京さんや、映画「パイレーツオブカリビアン」のジャック・スパロウのように、言動が特徴的なキャラクターは3次元にも存在します。

こういう場合もやはり外的役作りをしっかりする必要があります。

外的役作りの詳しいやり方は別記事に書いたので、そちらをご覧ください。この章の下にリンクを貼っておきますね。

一つだけここであげておくとしたら「モノマネ」が良いトレーニングになります。

あなたが演じる役に近い人物の要素を持っているキャラクターをモノマネしていきます。

たとえば、ちびまる子ちゃんの花輪君を演じることになったとしたら、彼の要素として、

・ナルシスト

・余裕

・紳士的

みたいなものがあります。

この要素を持っている他のキャラクターを、ググるなりユーチューブで調べるなりして、見つけてマネをしてみてください

もちろん、もし本当に花輪君を演じるのだったら花輪君自身をマネするのが一番いいです。通常は台本上の人物を演じるはずなので、台本からその役の要素を見つけ、それに近しい人物を探します。

マネをするときのポイントは完コピを目指すこと。

モノマネの対象の声質・しぐさ・表情、すべてあなた自身とは違うはずです。なので100%モノマネをするのはとても難しい。

この難しいものをなんとかクリアしていこうとすると、必然的になにか工夫をすることになります。

この工夫をするというのがとても大切で、それによってあなたの外的役作りのセンスが磨かれていきます。

100%を目指す過程で、自分のどの部位をどのように動かせば対象の人物と同じ動きになるか、自分の身体のどの部分に声を当てれば対象の人物と同じ音がでるか、という工夫・発見がなにより大切。

モノマネを数多くやって、キャラクターのストックを増やすのがモノマネの目的ではないので、ここは誤解しないようにしてくださいね。

このように要素を見つけて取り入れるのが外的役作りのスタートですが、これだけでは良い演技になりません。そのあとにあなた自身がその表情や話し方に乗れているか、気が済む動きや声になれているかが大事。

ためしに役のセリフの一部分を読んだり動いたりしてみてください。

なんか面白い。気持ちがいい。みたいな感覚があれば、それは乗れている状態。ここまで来て初めて役を演じることができます。

乗れていないままで演じると、なにか上滑りしているような、恥ずかしいような感覚が湧き上がってくるはず。その段階で演じると高確率で観客からも「うわぁ・・・」って思われます。

「この言い方面白いな」と感じるまで、アクセントの位置を変えたり、語尾を上げたり下げたり、目線を変えたり、声質を変えたりして、調節してみましょう。

一生懸命やるより遊び心をもって色々試してみる方が正解に近いです。

なお、この乗れている感覚が見つかりさえすればいいので、モノマネは別に必須ではありません。

昔知り合いで、LINEの絵文字の顔を一つ一つやっていって、役として乗れる表情を見つけた人もいましたよ。

さて、このように主に特徴的な役を作る場合に外的役作りを念入りにやりこんでいくのですが、動きや話し方に特徴のないいわゆる普通の人を演じる場合でも、多少は取り入れることがあります。

この場合も「片側の口角だけ上げると乗る」とか「低い声でゆっくりしゃべると乗る」など、あくまで乗っている感覚=気が済んでいる感覚が自分の中に沸き起こるかどうかで、良し悪しを判断していきます。

外的役作りの具体的なやり方を知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。(別タブで開きます)

俳優の楽器の磨き方

さて、この記事の本題、俳優の楽器の磨き方について話していきます。

内的役作りで一生懸命作った、役の想い、過去、人間関係。

せっかく辛い想いをして深く共感するレベルまで作りこんだとしても、本番で必ずその感情が沸き起こるかは正直わかりません。

来るときもあれば、来ないときもあるって感じ。

いかに俳優と言えど感情を操作することはできないので、ひたすら作りこんだあとは祈るしかない。

この記事のように、一応対応策はあるにはあるのですが、それでも確実に湧き上がってくるものではありませんでした。

そんな中、最近確信をもっているのが『リラックス』

深いリラックス状態になることで、不思議なことに自然と感情が湧き出てきます。

日常生活でもリラックスという言葉は使いますし、俳優でなくてもリラックス大切、リラックス大事とあらゆる場所で言われていますが、俳優にとってのリラックスは一味違います。

いわゆるソファーでゴロゴロ転がって漫画を読むとか、ヨガ、太極拳、ストレッチなどでは、演技に使えるレベルの深いリラックスまで至りません。(ヨガや太極拳を極めてるレベルの人はまた話が違うかも)

俳優は、想像の世界(作品の世界)を信じ込み、自分とは違う人格を持った役として生きる職業です。

なので理想としては、芝居中に俳優としての思考が入らず、役として考え、役として感じ、役として衝動的に行動する状態になりたいですよね?

しかし残念ながら、その境地には浅いリラックスでは到達できません。

すぐに「次のセリフなんだっけ?」とか、「こんな動きでおかしくないかな?」など思考が邪魔してきます。

逆に深いリラックス状態に入ると、行動が衝動的になります。相手役のセリフが、あなたの心に深く突き刺さり、怒り、悲しみ、喜びが自然と表れてきます。

そこに頑張りは全くいりません。

ただ身体と心が反応しているだけ。

号泣するシーンでも、何かを頑張るわけでなく、ただ涙がとめどなく流れてくる。

正直、ちょっと奇妙な感じがします。

なんか自動操縦されているような感じ。

リラックスが大事だと気づいてから数度演じる機会がありましたが、程度の差こそあれ今のところ100%勝手に心が反応し演じることができています。

本番感情出てこないかも・・・という恐怖心が薄れるのは僕にとって非常に大きい。

深いリラックス状態に入っていると、脳がボーっとマヒしている感覚があります。

朝5時くらいに目が覚めてしまって、夢か現実か区別がつかないボーっとした状態ありますよね。経験上、あのときの脳が一番想像の世界(作品の世界)に入りやすく、余計な思考を入れず役として行動することができます。

さて、それではどのようにしてこの深いリラックス状態に入ることができるのか。

まず、最初に言えることは一朝一夕では不可能だということ。

リラックスが大事だと気づいてから毎日家で練習してますが、なんとなくのコツをつかむまで数週間かかっています。

次に、瞬間的にそのリラックス状態に入るのはまだ僕にはできません。

今でも脳がマヒして、衝動的な状態にたどり着くまで20分以上は時間がかかります。

なので現場で、本番前にさくっと深いリラックスに入って演じるみたいなことはまだ無理です。

ちなみに20世紀最高の俳優と呼ばれるマーロン・ブランド(ゴッドファーザーのボス役の人)は、動かず、声も出さず、この深いリラックス状態に入ることを得意としていたと聞きました。

そこまでいけば演技無双できますね。

さて、いよいよやり方を説明します。

用意するものは、ひじ掛けがなく背もたれがある椅子。

そこに腰掛け、壁の方を向きます。

あとは壁に向かって壁をなでるように「あぁぁぁーー・・・・・・」と声を出しながら、身体の緊張している箇所(凝り固まっている箇所)を回したり揺らしたりしながら、一部位ずつ緩めていく。

やることはこれだけ。

「え!?これだけ?」って思いましたよね。

そうなんです。これだけなんです。

筋肉のコリに気づいて、ゆるめて、ほぐしていく。

強い感情が出そうになると、人は無意識に筋肉を固めてその感情が出ないようにブロックします。

あなたのこれまでの人生にも、気付かないうちに筋肉を固めてブロックしていた思い出があります。

本当は悲しかったのに、泣かなかった時。

本当はもっと遊びたかったのに、遠慮して笑顔でさよなら言った時。

もっと甘えたかったお母さん。

別れたくなかった恋人。

リラックスで筋肉をゆるめていくと、こういった過去の記憶がふっと蘇ってきます。そして目の前の壁にその相手の顔が浮かんだら、その顔に向かってまた「あぁぁぁーー」をぶつけていく。すると当時ブロックしていた感情が解放され、笑いだしたり、号泣したり、怒り始めたりします。

これが余計な思考(理性)が取り除かれ、衝動的になっている状態です。

このリラックス中でも、衝動的に強い感情が出ると、人は無意識に筋肉を固めてまたブロックしようとします。

それは恥ずかしいからなのか、怖いからなのか、バカにされると感じているからなのか、情けない姿を見せたくないからなのか。

この状態になっても筋肉は一部位ずつゆるませ続けてください。そして、壁をなでるように「あぁぁぁー」と言うのも継続します。

こうして自分を守ろうとする理性と緊張に気づいて、一つずつゆるませ続けていくのが、想像の世界に入るための俳優のリラックスです。

ちなみに、海外のサイトにも類似の練習方法が記載されていました。(a sigh of release – ahhhhh!って書かれてますね)

Breathing: Breathing is the foundation for all relaxation, and beginning with a focused breathing exercise is a good way to begin the process of relaxation. Some breathing techniques I like to use in my work are deep breathing, exhaling with sound, the stimulating breath (also called bellows breath), the traveling breath and the cleansing breath. I will give a brief example of exhaling with sound, which is my favorite breathing technique:

Inhale deeply, expanding your belly… Hold the breath for a few moments… Now exhale with a sigh of release—ahhhhh! The key to this technique is to not be shy about making a sound. Sighing gets a bad rap, but it actually is a phenomenal way to release tension from deep inside. 

Muscle Relaxation: Practicing different types of muscle relaxation techniques will expand your ability to release tension from your body, which frees your creativity and inhibitions. Some of the muscle relaxation techniques I use in my practice are progressive muscle relaxation, autogenic training, body scan and imagery-based muscle relaxation. One that might be especially helpful for actors is progressive muscle relaxation:

https://www.atimeforexpression.com/blog/2018/8/6/how-relaxation-techniques-help-actors

ところで、やり方を説明しておいてなんですが、独学だけでこのコツをつかむのは不可能だと僕は思っています。

もちろん、上のやり方でチャレンジしていただくのは全然いいですよ。ただどうしても感覚的なものなので、やり方があっているのかどうか不安になるのではないかと思います。

ちゃんと横で見てくれる先生がいて、背中のこの筋肉を動かしてみよう。とか、声はぶつけるんじゃなく壁をなでるように。とか指導してくれる人が必須です。

少なくとも最初の数回は確実に必要。

僕のワークショップの生徒に、数回このリラックスを教えた後に独自で練習している子がいますが、それならOK。

まずは教師に見てもらいながら、制御できないほど感情が流れ出す体験をすること。

そのあとに、日々リラックスをして自らの身体の探究の旅にでましょう。

胸が固まりやすいな。とか、みぞおちが上手く動かないな。とか。腰をゆるめると感情が来やすいな。とかですね。

この探求の旅がイコール、あなたの楽器(身体)磨きとなります。

そしてコンスタンスに衝動的になれるようになったら、内的役作りで作り上げた役の感情がリラックス後に自然と流れ出るかどうか試してみてください。

身体に想いが共鳴している不思議な体験になると思います。

このように、内的役作りで作り上げた感情を『リラックス』という発射台に乗せることで、自動的に感情に溢れた演技をすることができます。

最後に一つだけリラックスのポイントを。

身体が緩むと色々な感情が溢れてくるので、ついその感情が出てくることを求めて練習してしまいます。

ですが、感情はあくまで副産物だと考えてください。

リラックスの目的はあくまで身体をゆるめること。

緊張している部位に気づいて緩めていく。「あぁぁぁー」と壁に向かって声を出す。これだけです。

感情を出したい。感情出さなきゃ。と思うと、これ自体が緊張を生みリラックスできません。

ご注意を。

まとめ

この記事では、内的役作り・外的役作り・俳優の楽器磨きの3つをお伝えしてきました。

まとめていきます。

内的役作りは、自分とは違う役の人物の想いを「知って、理解して、共感する」こと

②外的役作りは、特徴的なキャラクターを演じる時に必須。乗れている感覚をつかむこと

③俳優の楽器磨きは、筋肉をゆるめて緊張をとることで、衝動的になれる発射台をつくること

これら三つはどれも大切ですが、同時に練習することはできません。

全部中途半端になっちゃう。

内的役作りするときは、役の内面だけ。

リラックスをするときは、役のことは考えない。自分の緊張している身体だけに意識を向ける。

このようにバラバラに行ってください。

あとは焦らず、コツコツと練習を重ねるのみ。

スポーツでもなんでもそうですが、サボると錆びます。

継続的に練習できる環境を手に入れるのは非常に重要です。

役者は感情という目に見えないものを扱う職業です。

そのため、独学だけでは成長しているかどうかわかりません。

演技力を伸ばすために独学は必須ですが、同様に教師の存在も必須です。

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